SNS運用で成果が出ない理由はファネルを意識しない投稿をしているから
InstagramやTikTokで定期的に投稿を続けているのに、
「フォロワーは増えるけど売上や予約に繋がらない」
「LINE登録や応募が増えない」
そんな悩みを感じている企業や店舗は少なくありません。
その原因の多くは、“ファネル”を意識せずに投稿していることにあります。
SNSマーケティングで必要なファネルとは何か?
ファネルとは「漏斗(じょうご)」のことを意味し、マーケティングではユーザーが行動に至るまでの段階を段階的に表した考え方です。
SNS運用における基本的なファネルは、以下の流れになります。
認知:初めて投稿を見る(リーチ)
興味・関心:いいね・保存・フォロー
比較・検討:過去投稿を見直す、LINE登録など
行動:来店・予約・購入・応募
この流れを理解せずに、すべての投稿で「ただのお知らせ」や「商品の説明」ばかりしていると、ユーザーは途中で離脱してしまいます。
なぜファネルを意識しない投稿は成果につながらないのか?
● 投稿が“何の目的”かが不明確になる
たとえば、認知を拡げたい時期なのに、いきなり商品詳細を紹介しても、相手には響きません。
フォローされていないユーザーは、商品より「店の雰囲気」や「共感できるストーリー」を求めているからです。
逆に、フォローしてくれているユーザーに毎回“認知拡大”用の投稿ばかりしても、来店・購入への行動にはつながりません。
つまり、各段階に応じた投稿設計をしなければ、せっかくの投稿が無駄になってしまうのです。
ファネルを意識した投稿設計の実践例
① 認知フェーズ(リーチ獲得・新規層向け)
ショート動画で「面白さ」「意外性」「共感」を狙った投稿 トレンドに乗ったリールで店舗の世界観を伝える ハッシュタグを活用して検索表示・拡散を促進
目的:まだ知らない人に“存在を知ってもらう”
② 興味・関心フェーズ(フォロワー向け)
商品・サービスの裏側を語る投稿(調理風景や開発秘話) お客様の声やレビューを紹介 ストーリーズでの双方向コミュニケーション(アンケート・Q&A)
目的:興味を持ってくれた人と“関係を深める”
③ 比較・検討フェーズ(LINE登録・検討中ユーザー向け)
「よくある質問」や「他社との違い」を投稿で解説 LINE登録特典や初回特典をストーリーズで告知 ハイライトに「アクセス方法」「予約方法」などを整理
目的:登録・予約・応募など“行動の一歩手前まで導く”
④ 行動フェーズ(購入・予約・応募)
限定キャンペーン・予約枠のお知らせ LINEでの特典配信、ステップ配信によるフォローアップ 来店後のお礼やリピート促進投稿
目的:実際に“行動させる”投稿を投入
SNSは“流れ”で設計することで成果が出る
SNSの投稿を“単体”で考えると、「いいねが少ない」「再生数が伸びない」といった反応ばかりに気を取られてしまいます。
しかし、ファネルという“流れ”で考えると、投稿の目的が明確になり、必要なアクションを意図して設計できるようになります。
例:
リール投稿で認知を獲得(上位ファネル) → フォロー後にスタッフ紹介やストーリーズで関心を深める(中位ファネル) → LINE登録を促す投稿やプロフィール設計で検討・行動へ導く(下位ファネル)
まとめ:成果が出るSNS運用は“ファネル設計”から始まる
SNSで成果が出ない理由は、単に投稿の内容が悪いからではありません。
投稿が“どの段階の誰に向けて発信しているか”を明確にしないと、ユーザーは行動してくれません。
認知 関心 比較 行動
この4段階を意識し、それぞれに合わせた投稿設計を行うことで、SNSは「発信するだけ」から「動かすためのマーケティングツール」へと進化します。
SNS運用代行タートルでは、InstagramやTikTokの投稿設計はもちろん、LINEやLPなどファネル全体を見据えた集客設計をサポートしています。
「投稿は頑張ってるけど成果に結びつかない」
そう感じているなら、まずは“ファネルから逆算する投稿設計”を見直してみましょう。
それが、SNSを集客メディアとして機能させる第一歩です。
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