Instagramインフルエンサーにプロモーションしてもらう時代が終わった理由とは
かつて、Instagramインフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらうことは、最も効果的なSNSマーケティング手法とされていました。
フォロワー数万〜数十万のインフルエンサーが投稿すれば、一気に認知が広がり、予約や売上が一時的に跳ね上がることも珍しくなかったのです。
しかし今、その手法だけではほとんど成果に繋がらない時代になっています。
なぜ、Instagramインフルエンサーのプロモーションは“時代遅れ”になりつつあるのでしょうか?
その理由を、変化したユーザー心理とSNS構造の観点から紐解いていきます。
1. フォロワーの信頼が広告慣れによって薄れている
数年前までは、「このインフルエンサーが紹介するなら間違いない」といった絶大な信頼感がありました。
しかし現在は、あまりに広告案件が多くなり、フォロワーが“広告慣れ”してしまったのです。
見た瞬間に「これは案件だな」と気づき、スワイプされる。
ストーリーズで宣伝が流れてもタップされず、商品名すら記憶されない。
つまり、インフルエンサー自身の影響力ではなく、投稿の“広告っぽさ”が強すぎることで逆効果になるケースも増えているのです。
2. 情報の信憑性よりリアルさが重視される時代へ
現代のユーザーは、“誰が言っているか”よりも、“その人のリアルな体験かどうか”を見抜く力を持っています。
台本通りのレビュー 不自然に褒めすぎるトーン 投稿後すぐの使い捨て感
こうした投稿は、以前なら効果があったかもしれませんが、今は「信用できない」「共感できない」と判断されるリスクがあります。
そのため、ユーザーが求めているのは本音のレビューや素の表情であり、これは企業から依頼されたプロモーションでは出しづらくなっています。
3. 一時的な拡散より、継続的な関係性が求められている
インフルエンサー投稿は基本的に“一度きり”です。
一瞬話題にはなるかもしれませんが、数日経てば忘れられ、フォローもされずリピートにも繋がらない。
現在のSNS集客は、「一発バズる」よりも、自社アカウントの運用を通じてファンを育て、LINEや予約に繋げていく“継続的な設計”が主流です。
インフルエンサー任せではこの流れをつくるのが難しく、“認知で止まる”プロモーションに留まってしまうのが実情です。
4. 実際に成果が出ているのは「内製型」や「運用型」発信
最近、集客や採用に成功しているアカウントの多くは、
店主やスタッフが演者となって発信 ストーリーズで日常をこまめに更新 LINEやランディングページに誘導し成果に直結
というように、“インフルエンサーに頼らない”地道な自社運用を戦略的に継続しているケースが中心です。
リアルな雰囲気、スタッフのキャラ、店の空気感が伝わる発信が、共感と来店につながるのです。
5. コストパフォーマンスが見合わない
インフルエンサーへの依頼には、数万円〜数十万円の費用がかかります。
それに対して、
明確なCV(来店・購入)に結びつかない 投稿後に運用の積み上げがない 同じ費用でLINE広告やInstagram広告を出した方が効果的
というケースが多く、費用対効果の面でもインフルエンサー施策の優先順位は下がってきています。
まとめ:これからのSNS集客はインフルエンサー依存から自社のストーリー発信へ
Instagramインフルエンサーにプロモーションしてもらう時代は、
情報量の増加 ユーザーのリテラシー向上 継続的な集客設計の必要性
によって、役割を終えつつあります。
これからは、
「誰かに頼る」のではなく、「自社で想いを伝え、ファンを育てる」運用型SNS戦略が必要です。
SNS運用代行タートルでは、インフルエンサーに頼らず、
企画からのInstagram運用 TikTokでのエンタメ発信 LINE連携によるリスト取得 ランディングページへの導線設計
まで、“自社の魅力を自社の言葉で発信する仕組み”をご提案します。
インフルエンサーに頼ってもうまくいかなかった。
でも、発信は続けたい。成果には繋げたい。
そんな想いがある企業・店舗こそ、今、新しいSNS戦略へと舵を切るべきタイミングです。
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