店舗集客で「Instagramのグルメ系インフルエンサー」を活用しない方がいい理由とは?
飲食店やカフェの店舗集客で、「グルメ系インフルエンサーを呼べばバズってお客さんが増える」と考える経営者は多いですが、必ずしもインフルエンサー起用=成果につながるとは限りません。
むしろ、「一時的な集客で終わる」「コストに見合わない」「常連が離れる」など、デメリットが先行するケースも少なくありません。
ここでは、グルメ系インフルエンサーを店舗集客に活用しない方がいい具体的な理由と、代わりに取るべき戦略を詳しく解説します。
1. 一時的な集客で終わるケースがほとんど
インフルエンサーによる投稿は、その時のフォロワーに一気に拡散されるため、一時的に「話題になる」「来店数が急増する」といった効果は期待できます。
しかし、それは話題性がある間だけの集客です。
インフルエンサーの投稿を見て来たお客様の多くは
写真だけ撮ってすぐ帰る
SNS映えを目的に来店する
継続して来店しない(リピーター化しない)
という傾向があり、お店に対するロイヤリティが生まれにくいのです。
2. 高額なPR費用に見合った成果が出にくい
グルメ系インフルエンサーへのPR依頼費用は、フォロワー数や影響力によって数万円〜数十万円単位になることが一般的です。
たとえば
フォロワー3万人 → 5〜10万円程度 フォロワー10万人以上 → 15万円以上もザラ
しかし、実際のところ「10万円払って投稿された結果、数組が来店しただけ」というケースも少なくなく、投資対効果(ROI)が合わないリスクが高いのです。
3. 店舗のブランドイメージと合わないリスクがある
インフルエンサーによっては
他の飲食店を毎日のように紹介している
自分の主観が強く、情報が偏る
店の魅力よりも自分の映え重視になりがち
このようなケースでは、本来のお店の価値やコンセプトが正確に伝わらない可能性があります。
結果として、「なんとなく見た目が良さそうだから来たけど、思ってたのと違った」というミスマッチが起き、クチコミの質が下がることも。
4. 既存のお客様が離れる可能性もある
地域密着型でリピーターに支えられているお店ほど、
急激な話題化や映え重視の投稿が増えると、
普段通ってくれる常連さんが入りにくくなる
店の雰囲気が変わったと感じられる
混雑や一時的な品切れで不満を生む
など、これまでのお客様の満足度を下げてしまう恐れもあります。
5. インフルエンサーのフォロワー=ターゲットとは限らない
よくある誤解は「インフルエンサーのフォロワーが多い=自店舗にも来てくれる」という思い込みです。
しかし実際には
フォロワーが他県在住で遠方来店できない
年齢層や趣味がズレていてニーズが合わない
見るだけで実際に動かない見る専が多い
というように、フォロワー数=集客効果には直結しません。
特に地方の店舗やエリア特化型ビジネスにとっては、「近隣の潜在顧客」に届ける戦略が重要です。
6. 店舗の魅力は自分たちで育てるべき
短期的な話題性ではなく、自店の価値を自分たちで発信し、共感を得ることがファン化・リピーター化に繋がります。
たとえば
スタッフの想いや裏側の努力を伝える
リール動画で仕込みの様子やストーリーを紹介するショート動画
お客様とのエピソードや感謝の言葉を発信
LINEやInstagramで来店→ファン化→予約の導線設計
こうした発信こそが、継続的な集客につながる資産となります。
では、どう集客すべきか? SNS広告×自社発信のハイブリッド戦略
グルメ系インフルエンサーに依存するのではなく、以下のような戦略的SNS運用をおすすめします。
✅ 自店の魅力を明確に発信(店舗の強み・想い・ストーリー)
✅ 狙いたい層に向けたショート動画や投稿を企画
✅ InstagramやTikTokでの投稿にSNS広告を併用
✅ LINE公式などへの動線を設計してファン化
✅ 来店後のリピーター施策まで一貫設計
まとめ|インフルエンサー集客は「一時的」自力発信が長期的成果を生む
インフルエンサー活用は話題性重視で、継続集客には不向き
コストと効果のバランスが悪くなりがち
ブランドイメージや既存客とのズレが生まれる危険も
ターゲット層に直接届けるには、自店発信と広告活用が効果的
SNSは「自分たちの物語を発信する」ことが最大の武器になる
SNS運用代行タートルでは、単なる投稿代行ではなく、店舗の魅力を継続的に伝え、集客に直結する発信設計をご提案しています。
もし「本質的に集客できるSNS戦略を始めたい」とお考えなら、まずはお気軽にご相談ください。
店舗の個性に合った継続集客の仕組みを一緒に作ります。
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