InstagramやTikTok運用には1人に届ける意識よりファネルを理解すべき理由とは
InstagramやTikTokを使って情報発信をしていると、つい「この投稿は誰に届いてるのか?」「この1人に刺さればいい」と、1対1のコミュニケーションに重きを置きたくなることがあります。
確かに、共感されるコンテンツ作りには“相手を想像する力”が重要です。
しかし、ビジネスとして成果を出すSNS運用には、1人に届ける意識よりも“ファネル設計”の理解が必要不可欠です。
ファネルとは何か?
ファネル(Funnel)は、日本語で言えば「じょうご」。
SNSマーケティングにおけるファネルとは、見込み客が“認知”から“興味”を持ち、“行動(来店・応募・購入)”まで進むプロセスのことです。
一般的なSNS集客ファネルは以下のような構成になります。
認知(リーチ)
興味・関心(いいね・保存・フォロー)
信頼構築(ストーリーズ・ハイライト・コメント)
行動(LINE登録・予約・応募)
このように、フォロワーが「お客様になるまで」には段階があり、それぞれに合った発信が必要です。
なぜファネルを理解しないと成果が出ないのか?
多くの企業や店舗がSNS運用で成果を出せないのは、「どの段階に向けて発信しているのか」が不明確だからです。
例えば、
認知フェーズでいきなり商品の価格を紹介しても、見た人には刺さらない 行動フェーズにいる人に向けて、ふんわりした世界観だけの投稿では動かない
つまり、各フェーズに応じた設計と投稿内容の工夫がなければ、SNSは“見られるだけ”で終わってしまうのです。
ファネルを意識した投稿設計の例
① 認知フェーズ(初めて見た人向け)
リールで視覚的に引きつける動画 店舗の雰囲気がわかる短尺コンテンツ トレンドや比較で「おもしろそう」と思わせる
目的:フォローや保存、LINE登録への導線を準備
② 興味・関心フェーズ(フォロワー向け)
お客様の声、レビューの紹介 店主やスタッフの想いを語る動画 よくある質問に答えるストーリーズ
目的:信頼感の醸成、来店意欲の向上
③ 行動フェーズ(常連候補)
限定クーポンを配信 ストーリーズで空席情報・予約案内 登録者限定イベントのお知らせ
目的:LINE登録、予約フォームクリック、再来店
なぜSNS運用で1人に届ける意識だけでは不十分なのか?
もちろん、SNSは1対1の感覚でコミュニケーションをとることも大切です。
しかし、ビジネスとして集客や採用につなげるには、“1人を動かす”のではなく、“流れを作る”必要があります。
誰に どんなタイミングで 何を伝えて どう行動してもらうか
この全体の“動線”を考えた運用でなければ、フォロワー数が増えても売上や成果には結びつきません。
SNSでファネルを設計することのメリット
投稿に目的が生まれる → 感覚で発信せず、役割を持った投稿ができるようになる
反応やデータが読みやすくなる → どのフェーズで離脱しているかを確認し、改善ができる
来店や応募につながる動線が組み立てられる → SNSからLINE、予約、購入まで一貫した戦略が作れる
まとめ!SNS運用は気持ちより構造が成果を決める
InstagramやTikTokは、見た目が重視されるメディアだからこそ、
「きれいな投稿」「楽しそうな動画」で終わってしまうケースが多くあります。
しかし、本当に成果を出したいなら、ファネル設計をベースにした“戦略的な発信”が必要です。
今の投稿は、どのフェーズの人に向けて発信しているか?
フォロワーをどうやってLINE登録や来店に導くか?
どこで離脱されているのかを可視化しているか?
これらを明確にした上でSNSを活用すれば、「なんとなく運用」から「結果につながる運用」に変わっていきます。
SNS運用代行タートルでは、InstagramやTikTokを活用した“ファネル設計に基づく集客戦略”を広島の企業・店舗に合わせて提案・運用しています。
フォロワーを成果に変えたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
SNSは、戦略次第であなたのビジネスを動かす力になります。
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